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「冷えとり健康法」は、“頭寒足熱”を毎日実行することによって、自然治癒力を高め、そして、今まで身体に溜まっていた内臓の“毒”をどんどん排出しながら病気を治していくという健康法です。
一般に、(病気による)
症状と呼ばれているものは、本当は内臓の“毒”
が症状という形で外に出ている状態のことなんです。ですから、この毒を無理に止めないで出してしまえば、どんな病気も自然に治ります。
しかし、この“毒だし(症状)”
を乗り越えるには、かなりの精神力が必要です。
それにはまず
“毒”
が出るということを十分にご理解いただきたいと思います。

冷えの原因と対策


くらしと健康通信No.53
2003年 9月号 

冷えの原因と対策(頭寒足熱) 

はじめに

血液は、体中のあらゆる細胞に、養分や酸素をくまなく送り届けて、内臓をはじめさまざまな身体の中の機能が正常に働くようにしています。また、これらの細胞が充分に働いて要らなくなった老廃物(毒素)を運び出す役割もしています。
この血液の流れがいつも滞りなくサラサラと流れ続けていることが健康のためには最も大切なことです。
しかし、以下のような原因で「冷え」が起こり、そして、この「冷え」で血管が縮むと血液の流れは悪くなり、内臓の働きが低下していきます。これは、しだいに病気へと進行していきます。
 血液の流れをよくするためには、「冷えをとる」ということと、「冷えをつくらない」ということが最も大切です。



冷えの原因は?

1、もともとある「冷え」
 
誰でも、体温は上半身が高く、下半身は低くなっています。そして、足もとにいくにつれて一層、体温は低くなって、冷えた状態になっています。この身体の上と下の微妙な温度差は、血液の流れに大きな影響を与えて、さまざまな病気の原因になってきます。

 足もとが「冷たい!」と感じるのは、正常な感覚です。しかし、冷えが強すぎると、反対に「ほてり」として感じるようになってしまいます。これは、健康の上では、要注意です!。 

2、食べ過ぎによる「冷え」
 
動物性の食品や甘いもの、また、果物、生野菜、食品添加物の多く入ったものなどは、身体を「冷やす」ため、あまり、とらない方がいいです。
 そして、これ以上に食事について気をつけなければいけないことは“食べ過ぎをしない”ということです。どんなによい食べ物であっても、身体にとって必要以上の量は負担(毒素)になってしまいます。この毒が内臓や血管などの壁に溜り、その結果血液の循環は悪くなり、「冷え」で血管が縮んだ時と同じ状態になってしまいます。
 

3 、感情の 乱れによる「冷え」  
自分本位(中心)にものごとを考えていると、自分の思い通りにいかないことの方が多いく、感情が乱れます。このようにイライラしたり、クヨクヨしたり、カリカリしたりしたりすると頭に「血」がのぼります。そうすると、反対に、足もとの方は「冷え」てきます。これが血液の流れを悪くする原因になります。 
  
特に、感情の乱れによる「冷え」は、食欲や嗜好に影響を与えるばかりか、自分の生活全般に影響し、そして、(ストレスによる)病気を起こします。最も、気をつけなければいけない「冷え」です。いつも、自分を反省して、穏やかな気持ちで過ごせるように努力をすることが大切です。



頭寒足熱とは
 

冷えている足もとを温かくし、ほてっている上半身は涼しくしていくと、身体全体の血行が良くなり、内臓の働きも活発になってきます。
 これを東洋医学では「気血をめぐらす」と言います。
それには、まず、靴下をたくさんはいて、足もとを温かくし、反対に上半身はできるだけ薄着にするようにしてください。頭寒足熱という点では、半身浴は最も効果のある方法です。

                    
この方法を実行していくと、これまで出せないで溜まっていた(冷えによって出来た) 毒素はさまざまな症状となって、外へ出てきます。

できるだけ冷えをつくらないようにしながら、今までの冷えを出していけば、身体は健康になってきます。         「冷え取りの手引き」(1987年 3月発行)より